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2008年 02月 12日

プライドを背負わされた文化財?

 韓国人のプライドについて、なかなか理解し難い部分が日ごろから多いと感じてきたが、この度の南大門の放火事件をきっかけに、改めて考えさせられるところがあった。

 今朝、ある女子学生が、「朝ごはんを食べながら、母と放火犯は国賊だから死刑にした方がいいという話をしました」と言って驚いた。他の学生が、「それを税金で修復するかと思うと、もっと腹が立つ」と発言してみんなで笑えたのが救いだった。

 韓国はここのところ死刑を控えており、実際は日本の方がずっと死刑が多い国である。世論的には、文化財を破壊した放火魔は、本気で死刑にした方が良いと考えているのかは更なるリサーチが必要だ。

 また、インターネットで調べて分かったことだが、南大門を国宝に指定したのは日本統治時代の朝鮮総督府らしく、国宝第一号指定を取り消そうという運動がこれまで何度も起こっては、実現に至らないまま焼失した。ピカピカに修復するのをきっかけに実現するかも。

 さらに、日本の国宝第一号についても調べてみた。そうすると面白いことに、日本の国宝には番号がないらしい。第一号ではなく「一番最初に国宝に指定されたもの」としては、広隆寺の「木造弥勒菩薩半跏思惟像」らしい。全然知らなかった。

 もっと面白いのは、韓国の国宝274号が欠番になっている理由。1992年に豊臣秀吉の朝鮮出兵の際に朝鮮軍が用いた大砲の砲身が海中から発見され、文化財委員会はわずか30分の会議でこれを国宝に指定した。しかしそれから3年後に発見者が別件で逮捕され、その捜査段階でこの発見が捏造であったことが発覚し、あわてて国宝指定を取り消したという。日本みたいに番号を振らなかったら良かったのにね。ちなみに番号を振るという行為自体が、極めて中華思想的秩序だ。

 日本の国宝についても、知らないことだらけで、今回の事件は個人的には有意義な機会を与えてくれた。しかし、どんな文化財を破壊したとしても、「死刑」にするのはいかがなものかと思う。国民のプライドを背負わされた文化財は不幸である。
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by dairing | 2008-02-12 14:33


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